足跡 河田 貞 かわだ さだむ

学歴
年月               事項
昭和33年3月 東北大学 教育学部 美術科 卒業
昭和38年3月 東北大学 大学院 文学院研究科(美術文学)修士課程修了
昭和49年11月~50年1月
        オーストリア国立応用工学博物館「欧州巡回日本伝統工芸展」展示指導
昭和56年8月~10月
        アメリカ合衆国ニューヨーク・ジャパンソサエティ―・ギャラリー「法隆寺展」展示指導(文化庁併任)
昭和58年8月~9月
        大韓民国 国立中央博物館 文部省在外研究員


年月               事項
昭和33年4月~35年8月
        宮城県公立学校教諭(宮城県本吉郡志津川中学校・仙台市東幸中学校)
昭和35年9月 東北大学文学部(東洋芸術文学科)助手(文部教官)
昭和36年3月 大学院進学のため退官
昭和38年4月 東京書籍株式会社(編集部美術編集課)入社(教科書編集)
昭和39年9月 サントリー美術館 学芸員
昭和42年7月~平成3年3月
        奈良国立博物館 学芸課工芸室(文部技官・研究職)、工芸室長
        学芸課長を歴任、奈良国立博物館 学芸課長を退官
この間     東北大学文学部講師(東北大学大学院文学研究科・併任)、帝塚山学園短期大学非常勤講師
平成3年4月  帝塚山大学教養学部教授(現在に至る)


学会及び社会における活動等
所属学会、文化財保護審議会等
美術文学会、民俗芸術学会、東洋陶磁学会、漆工史学会、韓国美術史学会、奈良県文化財保護審議会委員、三重県文化財保護審議会委員、奈良・京都市・東大阪市文化財保護審議員


教育研究実績書
著書、学術論文等の名称 単著共著の別 発行又は発表の年月日 発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称
著書
絵馬(日本の美術72)  単著 昭和49.1 至文堂(東京)
根来塗(日本の美術120)単著 昭和51.5 至文堂(東京)
仏舎利の荘厳       単著 昭和58.9 同朋社(京都)
螺鈿           単著 昭和58.12 至文堂(東京)
根来           単著 昭和60.4 紫紅社(京都)
高麗李朝の螺鈿      単著 昭和61.10 毎日新聞社(東京)
 河田 貞        共
 高橋 隆博
法華経―写経と荘厳    共著 昭和63.6 東京美術(東京)
 河田 貞
 梶谷 亮治
仏舎利と経の荘厳(日本の美術280)単著 平成1.9 至文堂(東京)
文化財講座
日本の美術工芸(漆工) 共著 昭和    第一法規(東京)
 河田 貞
 荒川 浩和
 郷家 忠臣


学術論文
牛皮華鬘雑考 昭和43.12 MUSEUM 213
納経厨子と経櫃 昭和44.11 日本美術工芸 374
忍辱山円成寺の如法経厨子 昭和46.3 元興寺仏教民族資料研究所年報 4
長谷寺能満院に伝わる尋尊の四方殿舎利殿 昭和47.7 仏教美術 86
藤原時代のガラス 昭和49.6 日本美術工芸 409
春日大社本社神殿の絵馬板 昭和52.3 春日大社本社神殿解体修理報告書
紫檀塗について 昭和52.9 MUSEUM 318
春日宮曼荼羅舎利厨子と携帯用舎利殿について 昭和54.2 MUSEUM 335
法華経絵意匠の展開―平家納経箱を中心として― 昭和55.9 仏教美術 132
高麗螺鈿の技法的特色 昭和56.10 大和文華 70
漆芸における切箔・切金技法 昭和57.3 サントリー美術館論集1
正倉院宝物に関連する近年の新羅古墳出土遺物 昭和56.12 MUSEUM369
法華経の工芸 昭和56.9 佼成出版社(東京)「法華経の美術」所収
空海と密教美術 弘法大師ゆかりの工芸品 昭和58.7 古美術 67
韓国新安海底発見の遺物から―和鏡・漆絵椀 昭和59.4 古美術 70
天平写経軸考 昭和59.7 日本文化史研究 7
わが国上代の写経軸 昭和60.9 仏教美術 162
高麗時代螺鈿器による請来技法国風化 昭和61.3 民俗芸術 2
二つの方輪車蒔絵螺鈿手箱 昭和61.11 国華 1098
金銀花盤 平成1.11 日本美術工芸 614
わが国仏舎利容器の祖型とその展開 平成2.2 仏教美術 188
仏舎利と仏塔信仰 平成2.5 平凡社(東京)「仏教美術入門2」所収
高台寺蒔絵と桃山の室内装飾 平成2.8 柏書房(東京)「日本のルネッサンス(下)」所収
金銀鈿荘唐大刀と螺鈿紫檀琵琶 平成2.11 日本美術工芸 626
螺鈿紫檀五絃琵琶の語るもの 平成3.11 日本美術工芸 638
東大寺の仏教工芸 平成4.5 小学館(東京)入江泰吉写真集「東大寺」所収
朝鮮半島の古代漆器にみる民俗性 平成4.5 民俗芸術 8
八条宮・旧桂宮家の宝物 平成4.7 毎日新聞社(東京)「御物」所収


その他
春日宮曼荼羅舎利厨子について 昭和45.3 「室町時代仏教美術の基礎的研究」調査報告/文部省科学研究院一般研究員報告書
携帯用小型舎利厨子について 昭和47.3「室町時代仏教美術の基礎的研究」調査報告2
近世蒔絵の動向 昭和48.3 大阪市立博物館「近世の蒔絵」展 図録
春日大社蒔絵箏の意匠 昭和51.4 染織春秋 61
仏舎利荘厳具編年資料(稿) 昭和54.3 昭和53年度文部省科学研究員一般研究C報告書
鎌倉室町時代の工芸 昭和53.2 大日本インキ(東京)「鎌倉・室町時代の美術」所収
繍字法華経切 昭和54.10 染織の美 1
工芸―多彩なる西域の影 昭和56.1 平凡社(東京)「太陽」正倉院シリーズ1
根来の美 昭和56.7 古美術59
工学的方法による木漆工芸品の調査 昭和57.3 文部省科学研究員一般研究員報告書
和紙文化と仏教 昭和57.10 平凡社(東京)別冊太陽「和紙」所収
玉虫厨子の調査から 昭和59.6 小学館(東京)法隆寺昭和資財帳調査概報2
写経軸の荘厳 昭和60.3 ちいさな蕾200
神宝・熊野速玉大社蒔絵手箱 昭和61.12 NHK「国宝の旅」4
わが国における漆絵の展開 昭和62.2 町田市立博物館「漆絵」展 展覧図録
わが国における仏舎利荘厳 昭和62.3 京都国立博物館上野記念財団研究会報告15
わが国上代の「はこ」 昭和63.2 サントリー美術館「はこ」展 展覧図録
西域のいぶき さまざまな供養具 昭和63.4 法隆寺シルクロード仏教文化展 図録
仏教美術伝来の道 昭和63.7 「古美術」87シルクロード大文明展特集
法隆寺法会の楽器―聖霊会関係用具を中心に― 平成1.7 小学館(東京)法隆寺の至宝10
なら・シルクロード博「シルクロード大文明展」から 平成1.8 国際服飾学会誌6
華(花)籠 平成3.4 聖徳太子一千三百七十年御聖諱記念「散華」所収
熊野速玉大社古神宝 平成3.11 根津美術館(東京)那智の瀧―熊野の自然と信仰の造形―所収
『日本精華』の功績 平成4.2 奈良市教育委員会「酔夢現影」所収
久津川古墳群と城陽の古代寺院阯 平成4.3 近畿文化 508
東大寺の銀製鍍金狩猟文小壺 平成4.4 「サントリー美術館」ニュース124
日本の色 朱・緑青・暈繝 平成4.5 講談社(東京)日本の色(牧直視写真集)所収